私たち、日本ホームケアプロモーション協会は、医療と上手に付き合いながら、
家庭での心身のケアを推進していくことを目的として設立いたしました。


世界中を見渡しても、平均寿命が長い日本人。
しかし、寝たきりなどの介護が必要な高齢者が多いのも事実。
平均寿命よりも健康寿命を意識した生き方を広めたいと考えています。
日本人男性の平均寿命は80.98才、健康寿命は72.14才。その差8.84才。
日本人女性の平均寿命は87.14才、健康寿命は74.79才。その差12.35才。
(厚生労働省のデータから引用)
元気に自力で生きられる期間のことを健康寿命と言います。
ここ数年で、人生100年時代が到来と言われるようになったほど、
超高齢化が進みましたが、健康寿命で過ごしている人はどのくらいいるのでしょうか?


健康寿命が平均寿命よりも9〜12年短いということは、
その期間、誰かしらの手助けや介助が必要になるということです。
頼れる人がいたり、施設などに入ることができる経済的余裕がある人はいいかもしれません。
しかし、そうは言っても、多くの人はできるだけ人の手を借りずに生きたいと望んでいます。
迷惑を掛けたくないと思う人がほとんどを占めている現代で、
健康寿命を意識して生活しておられる方はどのくらいいるのでしょう?


日本ホームケアプロモーション協会では、
元気で誰の手も借りずに過ごせる健康寿命を伸ばすために、
普段から家庭での自身のケアや、家族同士でのケアができるように
どうしたら手軽に取り入れられるか?を研究しています。
一昔前までは、おばあちゃんの知恵袋のようなケアが家庭で行われていました。
それをそれぞれの家庭に取り戻したいと考えています。
健康保険が破綻するのでは?と言われ始めて数年。
破綻して慌てる前に、私たちの自分の手で、自身と家族の心身の健康を守っていく。
病気になりにくい身体作り。ストレスに強い心作り。
家庭でのケアを積極的にすることで、病院に行く回数も減らせます。
そうすることで、健康寿命と平均寿命の差が短くなり、より良い人生を送ることができると考えています。


とは言え、ホームケアなんて面倒。どうケアしていいのかわからないという方が多いのも現実です。
ホームケアを身近なものとして取り入れてもらえるように、学びの場を提供し、実践されるように
ホームケアの学びを追求し、情報提供と発信を積極的に行っていく団体です。